夜明けのスーパームーン
この2~3日は68年振りのスーパームーンが見られるということです(日本は昨晩がピークだったようですがパラグアイのピークは今晩から明朝あたり)。
しかし、一つ疑問が・・・。
2年前にもこんなチャンスはなかなか滅多にないと言われたエキストラスーパームーンとどう違うのだろう?
まあ、よくわかりませんが、とにかく月が普段よりも大きく見えるということで、2年前の感動をもう一度味わいたく・・・。
一週間前からネットで週間天気予報チェック。
雨天の予報だったのが日が近づくに連れ、雨雲は逸れて行ってくれたようで、月の入り時間が6時3分であることを確かめ、目覚ましを午前4時半にセット。
カメラD800Eに望遠ズームAF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRを取り付け 、ジッツオのアルミ三脚、充電池は満タンにして前日から車のトランクに入れておきました。
場所はいくつか候補を考えていましたが、移動しながらパラグアイ川のコスタネラへ。
レリーズは一応持って行ったのですが、GPSレコーダーと繋ぐとこが同じなのでミラーアップ撮影することに。
スーパームーンを撮るには月の出が最も狙い目ですが、月の入りも第二のチャンス。
月の大きさを現す対象物として川に浮かぶ軍艦を選びました。
いくらスーパームーンでもただ機材が良ければ誰でも撮れるまんまるお月様だけをクレーターくっきり惑星写真撮ったのじゃ、いつもの月と変わらないですからね。
(注:そういう写真が悪いというわけではなく、スーパームーンならではの写真を撮るにはという意味で)
対象物選び、そこが難しくまたおもしろいところ。
まずは試し撮り。
コスタネラは強盗がよく出没するのでパトカーが近くに停まってずっと警護してくれました。
通常は対象物にできるだけ近づいて撮るのが写真の基本ですが、こういうときはできるだけ対象物から離れてパンフォーカス、望遠レンズの圧縮効果で撮ると月が大きく見えます。
ということでせっかく停まってくれたパトカーからどんどん歩いて離れていきます。
下の写真は月を写さないで川に反射するスーパームーンの光量の威力を表現。
上に月だけの拡大写真をおいて組み合わせてみました。
ほんとうはまだまだ月は上の方。
合成くっつけることもできますが、敢えてそのまま。
だんだん月が地平線に下がってきます。
対象物と近づけば近づくほど錯覚で月が大きく見えるのです。
このころになると、散歩する人やセントロへの通勤車両も増えてきて、スマホやカメラを持った人たちが私の周りに集まり始めました。
撮影に集中したいので、挨拶は最低限Hola!またはBuen Diaのみ。
もっと凄い大きく見える月をと期待していたのですが、残念ながら地平線には雲が厚くかかっていたようでこのまま消えていきました。
月が落ちる前、早めに撮っておいてよかったです。
ベストショットを後で撮るからと、ウォームアップはいい加減にしちゃいけないという教訓ですね。
自然は人間の思うようには動いてくれません。
欲を言えばもう少し撮っておけばと・・・。
横道逸れて川辺のカエル撮ってたの反省(^^ゞ
常にベストショット撮るつもりでケチらずに集中してシャッター切らなくては。
最後に、Facebookで今日のブログ予告に使ったものをもう一枚こちらにもアップ。
今晩も撮りに行こうと思いましたが、どうやら現在空は雲に覆われ難しそうです。
明朝も日の出が5時55分なのに対して月の入りは6時56分、もし晴れても地平線では白い月になってしまうでしょう。
そして午後からは雷雨の予報。
パラグアイでは今朝が最後のチャンスでした。
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英語版
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