Mfotosのブログ

日本と南米パラグアイを中心に活動するフリーフォトグラファー平田真実のブログ          ホームページはこちら http://mfotos.holy.jp/1/index.html

日本とパラグアイを繋ぐ写真(アスンシオン洪水被害支援のお願い)

今年、パラグアイの首都アスンシオンはパラグアイ川の水位が7m近くも上がり、川沿いに住む方々の多くの家が水没してしまいました。一時は、市内に家を失った人たちが路上生活を強いられ、大変な状況でしがが、今はだいぶ水が引いてきています。まだまだ復興には時間がかかると思います。微力ながら我が家にも子供の学校から配られた募金箱を置いて支援をしていますが、ほかにも何かできないかと思いめぐらせていました。

そんなとき、ちょうど8月のエキストラスーパームーンを撮影しに行こうとしたとき、ナビの言う通りに走っていたら、川沿いの被害のあった場所に行きついたのです。治安の危険もあったので、引き返そうと思いましたが、ここに来たのは何か意味があるのではないか、これは撮って伝えなくては、という思いに駆られました。南米でカメラを持ち出すことは普段でも危ないことなのですが、車内からカメラを街に向けたら、ご覧のように住人達から歓迎され俺たちを撮ってくれというゼスチャー。

窓を開けて撮りました。

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そして、家に帰ってからふと閃いたこと。

それが、ちょうどアマゾン電子書籍から出版されたパラグアイの写真集『Hola!Paraguay』の9月末までの著者収入(一冊500円のうち約240円)を支援金に回そうということです。8月15~19日の無料キャンペーン中は396冊のダウンロードがあり、写真カテゴリーでランキング1位がしばらく続きました。キャンペーン終了後も何卒皆様のご協力(すでにダウンロードされた方もカスタマーレビューや拡散)により支援が少しでも増えることをお願いいたします。

スペイン語版も同じく収益を支援金とさせていただきます。日本アマゾンで買えない方は、リンク先のco.jpをcomと変えるだけでアメリカアマゾンのページへ行くことができます。

もともと写真集を出版したのは日本で情報が少ない南米パラグアイのことを知らせる目的もあったので、美しいものも悲しいニュースもすべて含めて知らせられるチャンスとなったわけです。

それを援護するかのような出来事が今回のニッコールフォトコンテスト入選の知らせでした。『大地を切り開く道』というテーマで日本人が開拓したピラポの風景を撮りました。

今後も、日本とパラグアイを繋ぐことを一つのライフワークとして写真集を出していく予定です。

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